キャッシングをする前に知っておきたいこと

はじめに キャッシング会社はたくさんある

昔と比べてだいぶ私たちの身近な存在となってきている消費者金融のキャッシングだが、それでもキャッシングという言葉に対してあまり良いイメージを持っていないという方がいるかもしれない。

ただ、近年のキャッシングといえば、グレーゾーン金利の廃止やテレビCMでのタレント起用などで、比較的利用しやすい環境が整っているので、昔ほど借りづらいというイメージは無いかと思われる。

しかし、そうは言っても、キャッシングではお金を借りる事になるので、その会社選びは慎重に行った方が良いのは言うまでもない。

はじめてのキャッシング

ここからは、はじめてのキャッシングにおける消費者金融選びについて、いくつか重要な点を説明していく。

■借入先

この借入先についてだが、まずは大手消費者金融を選んでおけば問題はない。ただ、キャッシングを利用するためには審査に通る必要があるので、審査に通らなかった場合には他の消費者金融を選択する事になる。

その際、借入金利や返済方法などの諸条件を確認してから審査申込を行って下さいね。

■申込方法

この申込方法だが、主にネット、電話、店頭窓口、自動契約機の4種類があるので、あなたにとって一番申し込みやすい方法を選択して下さいね。

ちなみに、現在ではPCやスマホからの申込が主流となっており、これらの媒体からの申込が一番早くキャッシングを利用する事が可能となっている。

■借入方法

この借入方法だが、審査通過後に銀行振込による借入か、提携ATMなどATMでの借入かになる。

この中では、審査通過後に自動契約機でカードを受け取り、提携ATMで融資を受ける方法が最も早くキャッシングを利用する事が可能となっているので、急な資金が必要な方はこの方法が良いかと思う。

ちなみに、銀行振込による借入の場合、銀行の営業時間内であれば問題ないが、営業時間外の場合には翌営業日の借入になるため注意が必要になる。

■返済方法

この返済方法だが、主に銀行口座からの引き落としや銀行(ネット銀行含む)からの振込、さらにはキャッシングカードを使ってのATMによる返済などがある。

この中では、毎月指定された日時に銀行口座から引き落とされる方法が返済忘れの可能性が少なくなるためお勧めになる。

ただ、銀行口座からの引き落としの場合には、引き落とし履歴が通帳に記載されてしまうので、返済した事実が他人に分からないようにしたいのであればATMでの返済がお勧め。

以上が、はじめてのキャッシングにおける消費者金融選びについての選択基準になるので、あなたの利用条件に合った消費者金融を選択していただければと思う。

キャッシング利用の前に

キャッシングを利用するという事は、金融機関に少なからず利息を支払ってお金を借りる事になるので、当然ながら返済の義務が生ずる。

そして、この返済が滞ってしまうと、あなたの人生を左右しかねない事態にまで発展する可能性があるので、基本的にキャッシングを利用するのは、親族や知人からお金を借りる事が出来なかった時の最終手段としての利用をお勧めする。

しかし、お金の問題は非常にデリケートになるので、親族や知人にお金を貸してくれと言えない人が多いのも事実。

キャッシング利用時の注意点

キャッシングを何度か利用している人は、ある程度キャッシングの利用方法について熟知していると思うが、キャッシングの利用が少ない、または初めての人はどういった点を注意したら良いのかが分からないと思うので、ここから注意点について説明していく。

■利用計画を立てる

キャッシング=お金を借りる事になるので、給料日がいつで支払いがいつだから、いつどこでお金を借りていつまでに返済を行えば良いのか?について、利用計画を立てる必要がある。

この利用計画が無いと、お金がないからとりあえず借りる、またお金が無くなったので借りるを繰り返してしまい、結果多重債務への道を進む可能性があるので注意が必要だ。

ちなみに、この利用計画だが、家計簿を使うと作成が楽になるので、是非家計簿を使って毎月の利用計画を作ってみて下さい。

■キャッシング申込条件を確認する

金融機関では、まずは申込の時点で顧客を選別する必要があるので、キャッシングの申込条件というものを設定している。

例えば、年齢が満20歳以上で安定した収入がある方とか、パート・アルバイトはOK、主婦の方は問答無用でNGなのか配偶者に安定した収入があればOKなのか?などになる。

なので、キャッシングに申し込む際には、自分自身が申込予定のキャッシングの申込条件をきちんと満たしているのか?を金融機関のHPや申込書で確認して下さい。

■金融機関の金利を確認する

キャッシングには、当然だが金利(利息)が付くので、申込予定のキャッシングにはどのくらいの金利が付くのか?を確認する必要がある。利息を支払う以上は金利が低いに越したことはないから。

ちなみに、金利は3%〜18%というように、最低金利〜最高金利で表示されているので、必ず最高金利を見るようにして下さい。というのも、最初の借入の場合には必ずと言って良いほど最高金利が適用されるから。

審査前の準備と心構え

キャッシング審査では、基本的に申込者の住所や氏名、年収や勤務先、勤続年数などの属性や現在及び過去においての金融商品の利用・支払い状況などの信用情報によって審査可否の判断がされる。

ただ、キャッシングを利用するためには、この審査に通る必要があるので、まずは自分の属性情報や信用情報が審査に通る上で最低限満たしているのか?を確認する必要がある。

また、キャッシングに申し込む際には、現在自分が総量規制に引っ掛かっていないのか?も確認する必要がある。何故なら、申込時点で総量規制の制限を超えた借入がある場合には、問答無用で審査に落ちる事になるからだ。

キャッシングは借りた後が重要

キャッシングを利用するための最初にして最大の難関の審査に通ったからと言っても安心してはいけない。何故なら借りたお金は必ず返さなくてはいけないからだ。

これが、毎月の返済日に支払いが間に合わなかった場合には、その後の借入が出来なくなったり、延滞により信用情報に金融事故が登録されてしまうと他金融機関のキャッシング審査に通らなくなるなどの影響が出てくるのだ。

さらに、毎月の返済日に延滞をしてしまったら、遅延損害金が発生する事にもなるので、毎月の支払いはきちんと行う必要がある。

違法金融業者には注意

私が消費者金融から借金をしていた頃には、かなり多くの違法金融業者(ヤミ金)が存在していたが、今では法律の規制によって以前よりはその数は減っていると思われる。

ただ、そうは言っても完全に無くなったという訳では無く、現在も全国のあちこちに違法金融業者が存在しているので、決して違法金融業者からお金を借りないようにお願いする。

いかがだったか?キャッシングは借りる時には審査があり、借りてからもいろいろな注意事項があるので、気軽に借り入れ可能なキャッシングと言えどもその利用にはしっかりと計画を立てて行う必要がある。

キャッシング審査では収入証明書が必要

キャッシングでは金融機関からお金を借りる事になるので、金融機関としては顧客から毎月の支払いを延滞なく行う必要がある。

そのため、キャッシング審査では申込者の属性情報や信用情報を元にして、今後のキャッシング利用における支払いを滞りなく行ってくれる可能性があるのか否か?を調査する事になる。

なので、キャッシング審査では申込者が申告した年収や勤続年数など今後の支払いに影響を与えるような属性が重要になってくるが、この申告はあくまで申込者からの自己申告になるよね?

自己申告という事は、実際に申告された年収があるか否か?について金融機関では把握する事が出来ない。もっとも融資額が低ければ債務不履行の可能性はそれほど高くは無いと思われるので申込者の申告によって審査を進めることになる。

ただ、融資額が多くなれば多くなるほど、場合によっては今後債務不履行になる可能性が高くなるので、申込者の自己申告だけでは信用するに値しないケースが出てくる。

そこで、融資額が一定以上になると金融機関では申込者に対して収入証明書の提出を求めてくることになるが、そもそもこの収入証明書とは一体どれを指すのか?また一定額以上とはどれくらいの融資額になるのか?についてもあわせて説明する。

収入証明書とは?

この収入証明書だが、その名の通り本人の収入を証明するためのものになる。キャッシング審査では基本的に年収は自己申告になるが、ある一定額以上の借入を申し込む場合には申込者の自己申告では信用力に欠ける可能性がある。

そこで、キャッシングである一定以上の金額を借りたい場合には収入証明書の提出が必要になるので、キャッシング審査をスムーズに進めるためにも、この収入証明書は申込前に用意する必要がある。

収入証明書の一覧

ここからは、キャッシング審査で提出可能な収入証明書の一覧を記載するね。ただ、金融機関によっては提出可能な収入証明書が限定されている場合があるので、どの収入証明書の提出が可能なのか?については申込する金融機関でご確認下さい。

■源泉徴収票

勤務先から配布される源泉徴収票になる。

■給与明細書

大抵の金融機関では、給与明細は直近の2ヶ月分必要になる。ただ、地方税(住民税)の記載がある場合には直近1ヶ月のみの提出でOKとなる場合もある。また、賞与明細書(1年以内のもの)があればそれも提出する必要がある。

■確定申告書

税務署受付印または税理士印があるもの、または電子申告の受付日時、受付番号の記載があるものに限られる。

■青色申告決算書

これは確定申告書と同様に、税務署受付印または税理士印があるもの、または電子申告の受付日時、受付番号の記載があるものに限られる。

■収支内訳書

これも確定申告書や青色申告決算書と同様に、税務署受付印または税理士印があるもの、または電子申告の受付日時、受付番号の記載があるものに限られる。

■住民税決定通知書、納税通知書

住民税決定通知書は毎年6月頃に勤務先を通じて届く居住区にある市区町村発行の特別徴収税額の決定・変更通知書などの事になる。

■支払調書

報酬や料金、契約金及び賞金の支払調書になる。

■所得証明書

市区町村役場にて発行される所得証明書になる。

■年金証書、年金通知書

年金以外に主となる定期的な収入がある方に限る。また、主な収入が年金のみの方はキャッシング審査への申し込みが出来ない金融機関があるので注意が必要だ。

収入証明書の提出が求められる一定額とは

貸金業法によって、一定額以上の融資を行う場合には金融機関へ収入証明書の提出が必要になるが、この一定額とは

申込金融機関の利用限度額が50万円を超える場合

申込金融機関の利用限度額と他の貸金業者からの借入の合計額が100万円を超える場合

既にご提出済みの収入証明書が3年以上経過している場合

となっている。つまり、限度額50万円を超えるキャッシングの申込を行う場合には、収入証明書の提出が必要になる。また、30万円の申込であっても他貸金業者からの借入が70万円を超えている場合にも収入証明書の提出が必要になるので注意が必要だ。

キャッシングの種類

私たちが金融機関からお金を借りる場合、クレジットカードに付随しているキャッシング機能を使うか、消費者金融からお金を借りるか、はたまた銀行からお金を借りるかなど、複数の方法がある。

もっとも、どの方法でお金を借りるにしても、その前にクレジットカード審査やキャッシング審査、さらにはカードローン審査など、越えなければならない大きな壁が立ちはだかっているのはあなたもご存知かと思う。

なので、金融機関からお金を借りる場合には、事前に自分の属性情報や信用情報を確認して、審査に通りそうな金融機関の金融商品に申し込む必要があるが、金融商品によっては複数の種類があるのだ。

特に、私たちがお金を借りるためには一番身近なキャッシングだが、実は複数の種類がありそれぞれに特徴がある。

消費者金融系キャッシング

消費者金融系のキャッシングと言えば、テレビCMでお馴染みのアコムやアイフル、プロミスやモビット、レイクなど、私も含めて昔から知っている方も多いのではないか?

ただ、以前はもっと多くの消費者金融系のキャッシングがあったが、近年では総量規制や過払い金請求などにより業績に悪影響が出た消費者金融も多く、銀行の傘下に入る消費者金融や廃業した消費者金融も多くなっている。

しかし、この消費者金融系キャッシングは、その借りやすさで昔から私たちの身近な存在となっているのも事実なので、毎月計画的に借りる事が出来ればキャッシングとしては一番魅力的かもしれない。

消費者金融系キャッシングのメリット

■審査→融資までのスピードが速い

消費者金融系キャッシングのメリットで一番大きなものが、その審査スピードの速さだ。消費者金融系のキャッシングでは、PCや携帯からのネット申込や自社ATMによる自動契約機が主流となっており、審査から融資まで最短即日という会社がほとんどだ。

つまり、急な出費でお金が必要になった場合には、消費者金融系であれば最短即日融資が可能となっているので、審査に通りさえずればすぐにでも近所の自社ATMや提携ATMからお金をすぐに借り入れる事が可能となっている。

この審査から融資までの速さは他のキャッシングでは真似が出来ないので、消費者金融系キャッシングの大きなメリットとなっている。

■自社ATMや提携ATMが豊富

消費者金融系キャッシングでは、お金に困った時にはすぐに借り入れ可能をモットーとしているので、自社ATMはもちろん、コンビニや銀行ATMなど私たちの身近に提携ATMが豊富になる。

なので、ちょっとした借り入れの際にも近くのATMを利用する事が可能となっているので、私たちにとってはとても身近な存在となっている。

消費者金融系キャッシングのデメリット

■金利が高い

昔から消費者金融系キャッシングは、金利が高く一時は年利29%前後まであったが、その後設定された利息制限法によって現在では年利約18%前後まで下がっている。

ただ、これは銀行系キャッシング(カードローン)と比べると3〜4%程度高くなっているので、まだ消費者金融系キャッシング=金利が高いというイメージが付いて回っている。

しかし、消費者金融系キャッシングでは他のキャッシングには無い無利息期間を設けている金融機関もあり、初回限定で30日程度の借入であれば利息が付かないというサービスもあるので、こういったサービスをうまく活用すれば利息の節約にもつながる。

■総量規制の対象になる

消費者金融系キャッシングは貸金業法による制限を受けるので、総量規制の対象になる。つまり、年収の1/3以上の借入を行う事が出来ないので注意が必要だ。

また、50万円以上の借入を希望する場合には、収入証明が必要になるので注意が必要だ。

信販系キャッシング

この信販系キャッシングだが、楽天カードやオリコカード、イオンカードなど、クレジットカードに付随しているキャッシングの事になる。

通常クレジットカードには、申込の際にキャッシング枠を設定しない、または金融機関の判断によりキャッシング枠が設定されない場合を除いて現金の借入が可能なキャッシング枠というものが付いている。

そして、このキャッシング枠だが、顧客の信用力によって違いがあり、10万円〜50万円程度まで設定されている場合がほとんどになる。

まあ、クレジットカードにキャッシング枠があれば、急な出費に困った際にも近所の提携ATMで気軽にお金を借りる事が出来るので、利便性は十分ある。

信販系キャッシングのメリット

■提携ATMが多い

消費者金融と同様に、信販系キャッシングでは銀行やコンビニなど提携ATMが多くあるので、急な出費の際にもクレジットカードにキャッシング枠が付いていればすぐにキャッシングを利用する事が可能となっている。

信販系キャッシングのデメリット

■金利が高い

信販系キャッシングでは、消費者金融系キャッシングと同様に金利を利息制限法の上限程度に設定している金融機関が多い。年利にして18%前後の金融機関が多くなっているので、キャッシングを行う際には年利を確認した方が良い。

また、信販系では消費者金融系にあるような初回無利息期間というものがないので、この点にも注意が必要になる。

■カード発行までの期間が長い

クレジットカードにも、審査〜カード発行まで最短即日というものがあるが、これはごく一部のカードのみとなっており、大抵の場合には審査〜カード発行まで1〜2週間程度掛かる。

なので、クレジットカードを持っていない方が急な出費でお金が必要になった場合には、信販系よりも消費者金融系の方が利便性が高くなる。

銀行系キャッシング(カードローン)

この銀行系キャッシングだが、当案内所では銀行カードローンとして取り扱っている。ただ、ここでは分かりやすいように銀行系キャッシングとして説明する。もっとも、キャッシングとカードローンは名前は違えど使い方はほぼ一緒になる。

それで、この銀行系キャッシングだが、三井住友銀行や三菱東京UFJなどの銀行や信用金庫などが提供しているキャッシング(カードローン)の事になる。銀行になるので、銀行や提携ATMで借り入れ可能となっている。

銀行系キャッシングのメリット

■金利が低い

銀行系キャッシングの一番のメリットは何と言ってもその金利の低さにある。大抵の銀行では金利を14%〜15%に設定しているので、消費者金融系や信販系と比べて2〜3%程度低くなっている。

また、銀行系では借入額が消費者金融系や信販系と比べ多めに設定する事が可能となっており、借入金額が多くなればなるほど金利が低く設定されている場合がほとんどになる。

某大手銀行の場合、借入金額400万〜500万円で最低金利が約2%に設定されているので、これは大きな魅力になる。ただ、そこまで借り入れる方ってかなり限定されるとは思う。

ただ、これは消費者金融系にも当てはまるが、借入金額が大きくなればなるほど金利は下がっていく傾向がある。

■総量規制の対象外

これは以前の記事でも説明したが、消費者金融系と信販系は貸金業法、銀行は銀行法の制限を受けるので、銀行系キャッシングは貸金業による総量規制の制限を受けない。

なので、年収の1/3以上のお金を借り入れる事が可能となっている。極端に言えば、年収300万円の方が消費者金融系や信販系よりも先に銀行系から100万円を借りてから、消費者金融系や信販系からも100万円を借りる事も可能になっている。

もっとも、この方法を実践するためには、最初にして最大の難関でもあるキャッシング審査に通る事が絶対条件になる。

銀行系キャッシングのデメリット

■審査難易度が高め

キャッシング審査の最初にして最大の難関が審査になるが、銀行系キャッシング審査は消費者金融系や信販系よりも金利が低いため、審査難易度が高めとなっている。

まあ、金利が低いという事は、銀行としても利息で得られる利益が少なくなるので、貸し倒れを防ぐという意味でも審査の時点で顧客を選ぶという事は当然と言えばそうかもしれない。

多額の融資をしていた顧客が貸し倒れにでもなってしまっては、銀行にも多額の損失が出る可能性があるので、これは仕方ない。

キャッシングの返済時の注意点

キャッシングを利用している時、ついつい毎月の支払い日までにお金を用意する事が出来なくて、数日間延滞してしまう場合があると思う。

しかし、キャッシングで延滞をしてしまうと、延滞日数によっては個人信用情報機関の信用情報に延滞情報が登録される可能性があるとともに、延滞日数によって遅延損害金というものを支払う必要が出てくるのだ。

この遅延損害金、延滞によって金融機関が損害を受けたため顧客から追加のお金を徴収するという事だと思うが、具体的にはどのような意味を持っているのだか?

遅延損害金とは

この遅延損害金だが、顧客の支払いが遅れた際に金融機関が本来回収できた利益に対しての損害を顧客から補填してもらう=支払いが遅れた事への罰金の意味合いが強い。

ちなみに、この遅延損害金だが、金融機関によっては延滞に対しての利息=延滞利息と表記されている場合があり、遅延損害金が発生したら本来の利息に加えて損害金を支払う必要がある。

遅延損害金が発生する延滞とは?

遅延損害金が発生する延滞だが、これは顧客が金融機関の定めた毎月の支払日に支払いが出来なかった場合に、その翌日からこの遅延損害金が発生する事になる。

例えば、1月27日が支払日でこの支払日に支払いが出来なかった場合には、翌日の1月28日から遅延損害金が発生する事になる。

遅延損害金の計算式

遅延損害金の計算だが、これは下記の計算式によって求められる。

借入残高×遅延損害金の金利÷365日×延滞日数

例えば、借入残高10万円、支払日が1月27日で2月5日まで支払いを延滞した場合に、遅延損害金の金利が20%だとすると

10万円×20%÷365日×9日=493円

の遅延損害金が発生する事になる。つまり、毎月の支払額に493円を加算して支払う必要がある。

ただでさえ借入残高に対して利息を支払っているのに、それに加えて遅延損害金まで支払うなんてとても勿体ないので、毎月の支払日には延滞しないようキャッシングの利用は計画的に行って下さい。

ちなみに、この遅延損害金の金利だが各金融機関によって異なるので、詳細は各金融機関のHPや申込用紙などでご確認下さい。(多くの金融機関では遅延損害金は20%となっている)

支払日に遅れそうになった場合の対処法

事前にいろいろ計画していても、時には突然の出来事によって支払いが間に合わない場合が出てくるかと思う。そんな時には、事前に金融機関へ連絡をして支払いが遅れる旨を伝えておくと無断延滞に比べて金融機関への印象は良くなる。

なので、どうしても支払い日に間に合わないのであれば、事前に金融機関への連絡を行って下さいね。ただ、延滞には変わりないので、この場合でも遅延損害金は発生する。

キャッシングの無利息サービスについて

私たちがキャッシングを利用しようとインターネットや新聞・雑誌などでキャッシング情報をチェックしていると、たまにこんな広告が目に入ってこないか?

「初回限定で30日間無利息」

まあ、これは読んで字のごとしでその金融機関が提供しているキャッシングにおいて、初めて利用する方は30日間無利息でお金を貸すよという意味になる。

例えば、借入額10万円・金利18%の条件で30日間お金を借りた場合、その利息は1,479円になるところが、30日間無利息のキャッシングを利用すれば利息0円になるので、これは利息の節約になるよね?

ただ、この無利息サービスだが、キャッシングを提供している金融機関によってその条件が異なっているので、使う方によってお得になるか損になるのかが分かれる事がある。

まずキャッシングの無利息サービスの概要と注意点について説明する。

そもそも無利息サービスとは?

この無利息サービスだが、金融機関が設定した期間においてキャッシングで利用した金額の利息を免除、つまり利息無しでお金を貸すよというサービスになる。

例えば、初回借入日の翌日から30日間は無利息というサービスであれば、借入日の翌日から30日間は無利息でお金を借りる事ができ、この期間に借りたお金を返済すれば利息を支払う必要はない。

なので、例え30日間でもこの無利息サービスを使えば利息の節約につながるので、あなたがキャッシングを利用するのであれば、この無利息サービスが付いたキャッシングを選択するのも1つの方法になる。

無利息サービスにも注意点がある

一見便利な無利息サービスだが、このサービスは金融機関によって適応条件が異なっている場合があるので、その適応条件をしっかり把握していおかないとせっかくの無利息サービスの恩恵が減ってしまう可能性があるのだ。

例えば、契約日の翌日から30日間無利息というサービスの場合、契約日に借り入れれば問題ないが、契約日から1週間後に借り入れた場合には30日−7日=23日分しか無利息期間が無いという事態になってしまうのだ。

これでは、せっかくの無利息サービスの威力が減少してしまうので、キャッシングの無利息サービスを利用する場合には、その適応条件を確認した上で利用して下さい。

無利息期間中の返済期日の到来や延滞には?

キャッシングの締日と支払日は金融機関によって決まっている。締日が月末で支払日が翌月27日だったり、締日が10日で支払日が翌月2日など。なので、キャッシングの契約日や借入日によっては無利息期間中でも支払日が来る可能性がある。

例えば、締日が12月10日で支払日が1月2日だったとする。この場合、12月9日にキャッシングの無利息サービス(30日間)を利用すればその支払い日は1月2日になるので、無利息期間中に支払日が来ることになる。

なので、いくら無利息期間中であっても返済の義務が生じる事になるんだね。ちなみに、無利息期間中に支払ったお金は元金に充当される。

ただ、無利息期間中とはいえ、その支払いを延滞した場合には翌日から利息が発生する事になるのだ。つまり、無利息期間中の延滞=無利息期間が終了してしまう。

さらに言えば、無利息期間中に支払いの延滞が発生した場合には無利息期間自体が無効になる=借入初日からの利息を請求される事があるので、いくら無利息期間中とはいえ支払いはきちんと行って下さい。

キャッシング審査への連続申込みがダメな理由

人間、お金に困ってくると1社では足りずに2社目3社目と、連続でキャッシング審査の申込をする場合がある。

確かに、お金が無い、お金に困っているという精神状態においては、なるべく多くのお金を借りたいという思いが強くなるのは当たり前なので、まずは現状借りれるだけ借りたいと考えるのはごく自然な事だと思う。

ただ、審査に通るためにはやみくもに審査に申し込んでも通らない可能性が高くなるので、申し込む際にはある程度の申込間隔が必要になってくる。

さらに言えば、計画的な借入が出来ない=多重債務になる可能性が高くなるので、借入に関しては前もって借入計画を立てる必要があるが、借入計画を立てるためにはキャッシングやカードローン審査に通る必要があるため、審査への申込は慎重に行う必要があるのだ。

申込情報は信用情報に半年間登録される

これは、キャッシングやカードローンに限らず、クレジットカードにも当てはまるが、これらの審査に申し込むとその申込情報が個人信用情報機関の信用情報に登録される。

そして、この申込情報は信用情報に約半年間登録される事が、各個人信用情報機関で定められているのだ。

信用情報には、申込情報の他にも延滞情報や金融事故情報、官報情報などが登録されているが、これらの情報は最大5年〜10年間登録されているのに対して、申込情報は約半年間のみとなっている。

これには、延滞や金融事故情報などは今後の再発防止のためにある程度の登録期間を設けていると思われるが、申込情報はただ単に金融商品に申し込んだ情報になるので、半年という比較的短い登録期間となっている。

ただ、登録期間が半年間だからと言って甘く見ていると、後々審査で不利になる可能性があるので注意が必要になる。

半年間に申込情報が複数あると審査で不利になる?

先程、信用情報に申込情報が半年間登録されると説明したが、実はこの半年間にキャッシングやカードローン、さらにはクレジットカードの申込情報が複数登録されていると今後のキャッシング審査で不利になる可能性がある。

というのも、キャッシングでは簡単に言えばお金を借りるため、ツケ払いで商品を購入するための金融商品になるよね?

そして、これらの金融商品に短期間で複数の申込情報が登録されている場合には、金融機関からお金に困っている方と判断される可能性がとても高くなってしまうのだ。

それはそうだよね?言わばお金を借りる道具のようなキャッシング=金融商品に対して短期間で複数の申し込みがあったとなれば、金融機関でなくてもお金に困っていると判断される。

それともう1つ、信用情報に短期間で複数の申込情報のみが登録されていると、金融機関では金融他社での審査に落ちた事がすぐに分かるので、審査で不利になる可能性がある。

これは、金融他社の審査に通らなかったのには何かしらの理由があり、そのような申込者を当社の審査で通しても良いのか?という判断に繋がってしまい、結果審査で不利になる可能性があるのだ。

なので、いくら早くお金を借りたいからと言っても、信用情報に申込情報が登録されている期間には複数の申し込みは控えた方が良い。

ちなみに、キャッシングやカードローン、クレジットカードなどの審査に申し込んで通った場合には、申込情報の他に成約情報が登録されるので、審査に通ったのか落ちたのかがすぐに分かる。

半年間での申込件数の目安

当記事で一番重要なポイントはここになるが、この申込件数の目安だが、1ヶ月に2件程度、半年間でも3件程度であれば、それ程審査に悪影響を与える事にはならない。

もっとも、これ以上申し込んだ時でも審査に通った事はあったが、平均的な数値としてはこのくらいが目安になるので、審査で困っている方は焦らずにこの目安で申し込む事をお勧めする。

キャッシング審査に申し込む方は、早くお金を借りたいという思いが強いとは思うが、焦ってしまっては本来借りれるはずのものも借りれなくなってしまう可能性があるので注意が必要だ。

クレカキャッシングと消費者金融キャッシングは違う

銀行が提供しているカードローンを除けば、私たちがお金に困った時、気軽に利用することが可能な金融商品は消費者金融が提供しているキャッシングと、クレジットカード会社が提供しているカードに付随しているキャッシングの2通りになる。

そして、この消費者金融のキャッシングとクレジットカードのキャッシングだが、どちらもキャッシングには変わりないが、キャッシング審査の段階から利用限度額など、この両者を比較すると細かい部分ではいろいろと違いがあるのだ。

さらに、返済方法や年会費の有無など、私たちがこれらキャッシングを利用するにあたってその違いを押さえておかないと、利用後にあっちのキャッシングの方が良かったというような事態が起こりかねない。


クレカキャッシングと消費者金融キャッシングの比較

ここでは、クレジットカードのキャッシングと消費者金融のキャッシングについて、簡単な比較表を掲載しておく。

クレジットカード              消費者金融

利用限度額 10万円〜50万円程度   10万円〜500万円程度

上限金利 18%            18%

返済方法 一括・リボ払い(口座引落) 一括・リボ払い(振込や口座引落など)

審査      必要            必要

即日融資    可能            可能

年会費     カードによって有料・無料がある 無料

クレジットカードのキャッシング枠のについて

クレジットカードのキャッシングだが、これはカード審査申込時にキャッシング枠を設定するのか否か?についての選択を行う事が可能であり、利用するを選択した場合には審査に通ればクレカでキャッシングを行う事が可能だ。

また、審査申込時にキャッシング枠の設定をしなかった場合でも、後日キャッシング枠の設定を申し込む事が可能で、審査に通過すればキャッシングを利用する事が可能だ。

※クレジットカードの利用限度額

利用限度額=ショッピング枠の限度額+キャッシング枠の利用限度額

なお、クレジットカードの限度額はショッピング枠とキャッシング枠両方での合計額になるため、すでにショッピング枠での利用金額が多い場合には、例えキャッシング枠の利用限度額が残っていたとしても限度額一杯までキャッシングを利用する事は出来ないので注意が必要だ。

これに対して、消費者金融のキャッシングは当たり前だが最初からキャッシング枠が付いており、その利用限度額もクレカのキャッシングよりも多くなっているため、使いやすさという点においては消費者金融のキャッシングの方が良い。

キャッシング大全

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